医師アルバイト(小児科)について

小児科の医師アルバイトの特徴ですが、地域にあるクリニックに医師だと昼間の外来診察が一番の仕事になります。そのため他の診療科の医師アルバイトと大差ありません。しかし総合病院の場合だと違ってきます。昼間の外来診察だけだと地域にあるクリニックとかわりませんが、それにプラスして病棟の管理の仕事が出てきます。

救命救急センターなどが併設されている総合病院だと、急な発熱をした子供や大怪我をした子供が運ばれてくる場合もあります。通常は常勤の小児科医師や救命救急医が対応します。また地域の医師会が派遣した医師が診察にあたったりするので、基本的にはアルバイト医師が夜に診察する事は少ないですが、どうしても対応できない場合にはアルバイト医師にも呼び出しがあることもあります。呼び出された場合には常勤の医師と同じように仕事をしなければいけません。

仕事に対する責任は常勤の医師と全くかわりません。ほとんどありませんが、万が一医療ミスをした場合には常勤の医師と同じように責任を取らなくてはいけません。そのため医療技術は常勤の医師と同じレベルであることが求められています。裁判になった場合にはそちらも対応しなければいけません。

内科の医師アルバイトについて

医師がアルバイトすることは『就業の自由』で守られ、禁止されていません。常勤の病院以外に、週に数回は他のクリニックや病院でアルバイトしている先生は多くいます。医師アルバイトは、一般アルバイトに比べて時給が違います。一般アルバイトが時給1,000円が相場なところ、医師バイトは時給10,000円が相場です。

内科の医師のバイト求人数は、専門科の求人数よりはるかに多いため1日数時間など、希望にあったアルバイト先を選ぶ事も可能になってきます。また、専門医であっても、内科という大きなくくりの中でアルバイトをされる方は多くいます。週1回1日8時間勤務としても、月に32万円は稼ぐことができるのです。このため、常勤の医療関係の場所で働くよりも非常勤として複数の病院を勤務している方が収入が多くなる可能性が大きいのです。

大学病院などでは、医局によりアルバト先を決められるので勤務先を選択する事は難しいかもしれません。しかし、(大学によって違いはありますが)大学病院は外の病院との繋がりが強いため、医局により決められたアルバイトが、通常の勤務時間内であっても問題なく働けます。アルバイトとして外の病院で勤務している時間でも、大学病院での給料が差し引かれる事はありません。本業の仕事を疎かにしてまでアルバイトに力を注ぐ事をしなければ大丈夫ということになります。患者さんのお手本になれるように努めていればよいのです。

外科の医師アルバイト、医師バイト

研修医期間や若手医師の中には常勤している病院とは別の場所でアルバイトをしている方が多くいます。俗に医師アルバイトと呼ばれており、夜間の救急外来を担当することになります。アルバイトをする事で医師にとってどのようなメリットがあるのかと言うと、まず若手時代の医師のお給料はとても低く生活をしていくのが大変です。

それを補うためにアルバイトをする事になります。もう一つは現場経験を積むことで自身の医療技術向上をはかれます。特に外科を専門としている方は、多くの症例を扱うことでキャリアアップと技術力を磨くいい機会と言えるでしょう。

医療求人の中でも外科医は特に求人が多く、大病院から個人病院など様々な場所で働けるチャンスがあります。自分の目的にあった場所で職務を行いつつ学びの場とするのもいいでしょう。

報酬は時給制にしているところがほとんどなので、たとえ年配で医師としてのキャリアが長くてもお給料が高くなるという事はありません。最後に気をつけておきたい事は、常勤で働いている病院の中には医師アルバイトを禁止しているところもあります。

理由は過労により本来の業務に支障をきたしてしまわないように安全面の考慮をしているからです。アルバイトを行なう時は、勤務先に届け出を行う事でトラブルが避けられます。

医師アルバイトの見つけ方とは

働き方を自由に選びたい方や、他の事で忙しく過ごしている方にとっては、長年、医師を目指してきた方や、ブランクがある方などにおける選択肢として、非常勤の医師アルバイトがあります。

給与面や勤務時間、休日の取得のしかたなど、希望に合った医師アルバイト条件での求人募集を探し出すこともできるため、無理のない求職活動を行うことができ、自分のキャリアを活かしながら目的に沿った生活を送ることも可能でしょう。

また、医師アルバイトの求人情報に特化したウェブサイトや情報誌などもあるため、様々な環境を上手く利用しながら欲しい求人情報を手に入れられます。